鯉図 Koi-zu(Carp)

作品詳細

作品解説

鯉の上に描かれた線は滝の流れを表現しているので、鯉が滝を登っているところを描いたものと推測されます。

鯉が滝を登る図は「登竜門」の故事からおめでたい図として描かれてきましたが、この図の鯉は大きく開いた口や丸い目などからユーモラスな印象を受けます。

鯉のうろこは筋目書きの手法で描かれています。

署名はなく、印は「藤汝鈞印」（白文方印）、「若冲居士」（朱文円印）。