作品詳細
- Title:老松鸚鵡図 Rosho Omu-zu(Old Pine Tree and Cockatoos)
- Date:宝暦10年(1760年)頃
- Dimensions:142.5×79.5cm
- Medium:絹本着色 一幅
- Collection:宮内庁三の丸尚蔵館
作品解説
若冲は数点のオウムの絵を残しています。オウムはアジア・アフリカ・中南米分布ですが、中国を経由してたびたび日本にもたらされました。
松、水、土は右に弧を描くように描かれているのに対し、3羽のオウムはすべて左側を向いています。樹皮や松の葉など、松の描き方は「老松白鶏図」と同じです。
大典の「藤景和画記」には「隴客来集(ろうかくらいしゅう)」と題されています。
款記は「心遠館主人若冲写」、印は「汝鈞」(白文円印)、「若冲居士」(朱文円印)。