作品詳細
- Title：向日葵（ヒマワリ） Sunflower
- Collection：信行寺 花卉天井画 Shingyoji
向日葵はキク科の1年草で、頭花は複数の舌状花（外側の黄色い花）と管状花（内側の筒状の花）でできている。管状花が咲くと、中からおしべが現れ、おしべの先端にある葯（やく）には花粉が入っている。
向日葵の原産地は北アメリカといわれ、紀元前から重要な食用植物だった。日本には17世紀に伝来した。漢方では、乾燥した種子を用い、その生薬名は「向日葵子（こうじつきし）」。出血性の下痢に用いられる。種子からは油を取ったり、煎って食べることもできたため、栽培植物となった。
向日葵は江戸時代中期、若冲誕生以前から図譜にも登場する。しかし、園芸用の花としては、大きすぎて下品な花、と評価されていた。
『若冲の花』
