作品詳細
- Title:黄蜀葵(トロロアオイ) Abelmoschus manihot
- Collection:信行寺 花卉天井画 Shingyoji
原産地は中国で、日本へは古い時代に渡来。根を黄蜀葵根といい、鎮咳薬などに用いられる。根から抽出する粘液「糊」が、紙すきの際にコウゾ、ミツマタなどの植物の繊維を均一にするための添加剤として利用された。黄蜀葵の茎には細くて堅いトゲがあり、葉は手のひらのように5から9裂する。先端のめしべは5つに割れ、その下に黄色のおしべが棒状に多数開く。若冲はその特徴をやや誇張して描いている。
『若冲の花』
『若冲の花』