- ゴッホとゴーギャン、この二人に焦点を当てた美術展は日本初なのだそうです。
とはいえ、バルビゾン派、ナビ派、印象派など、二人の周辺にいた画家の作品もけっこう並んでいました。
ロートレックとシャヴァンヌが1点ずつ見られて個人的に得した気分。 - ゴッホとゴーギャンの接点は、1888年、南仏アルルで送った共同生活。
ゴッホの招きにゴーギャンが応じて始まったものの、ゴッホの「耳切り事件」によってたった2ヶ月で解消されてしまいます。
会場には2人のいろいろな言葉が壁にプリントされていたのですが、共同生活が破たんした後も、お互いのことを悪く思っていなかったことがわかりました。
フィンセント・ファン・ゴッホ「タマネギの皿のある静物」
1889年1月初め、アルル 油彩、カンヴァス
クレラー=ミュラー美術館
- 会場の最後を飾っていたのが、ゴーギャンの「肘掛け椅子のひまわり」。
フランスから遠く離れたタヒチで、最悪の体調のなか、どんな思いでゴーギャンがこの作品を描いたのかを考えると、やるせないものがあります。
ポール・ゴーギャン「タヒチの3人」
1899年 油彩、カンヴァス
スコットランド国立美術館
- クレラー=ミュラー美術館の額縁GOOD。なんでコレ?というものも。
- さすがゴッホの人気高し。会場は非常に混雑していました。
- 「ゴッホとゴーギャン展」は愛知県美術館に巡回します。