小袖の生地と技法④ 光琳模様

光琳模様

光琳模様とは、琳派風に梅、菊、桐、松、楓などのモチーフを、細部を省略し単純化し柔らかな描線で描いたもので、江戸中期の享保から元文にかけて、町人の女子の間で流行しました。

雛型本も多数刊行されていますが、光琳自身の関与は認められていません。これらは、光琳の意匠を小袖本の版元と呉服屋が組んで商品化したものです。

Korin plum designs from Hinagata iro no yama-1732
『雛形染色の山』(享保17年 1732 刊)

白綸子地梅樹扇面散模様小袖

Kosode with plum tree fan motifs-01

『雛形染色の山』の「光琳梅」と題する模様に類似しています。

紫紋縮緬地光琳菊模様小袖

Kosode with chrythemums-01

菊は楕円に蕊(しべ)の光琳菊で、鹿の子絞りで表されています。