小袖の定義

Matsuura byobu-01
「松浦屏風」

柄に凝った華やかな衣装を着ている遊女たち。

小袖

平安時代後期ごろは庶民の実用着、公家階級の下着。
「小さい袖」=「小袖」の名称は、袖口を縫い詰めているため。
下着として着装されていたときは筒袖。

中世の半ば以降、女性の表着(うわぎ)となり、近世の初めごろ男性の服飾においても中心的な位置を占めるようになりました。

  • 上下一部形式
  • 身頃は二幅(ふたの)
  • 袖は一幅の詰め袖で袂がある
  • 襟の形は方領(ほうりょう、長方形でできている襟)
  • 着装者から見て左を上にして着つけ、帯で固定する

服飾変遷の三原則

  • 形式昇格・・・社会的に下層で用いられている服飾形式が、しだいに上層の服飾として採用されていく
  • 表衣脱皮・・・下着として用いられている衣服がしだいに表着化していく
  • 服飾漸変・・・衣服に対する概念は非常に保守的で、変化は一朝一夕には起こらない。目に見えない小さな変化が堆積して、ようやく顕在化していく

「江戸モードの誕生 文様の流行とスター絵師」丸山伸彦 より

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