腰痛闘病記 その12 腰痛のループ

腰痛になってから、必死になってネットで情報を集めていたものの、一度も書店で腰痛の本を探したり、図書館で借りたりしてきませんでした。

しかし、園田先生と成田先生の本を買って効果があったことで、俄然本に目が向きました。

成田先生の本『腰痛がス〜ッと消える 1日1分から!原因別運動療法』(金岡恒治 成田崇矢)が図書館にあったので、さっそく借りてみました。

 

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腰痛がス~ッと消える 1日1分から!原因別運動療法
腰痛の85%以上は原因不明といわれるが、ついに痛みの発生源を突き止めた。「椎間板」「椎間関節」「仙腸関節」「筋肉」の4つだ。あなたを悩ます腰痛の原因を診断し、痛みの根本から治す運動療法を紹介。悩ましい腰痛が本書でやっと治ります。

この本ですごく腑に落ちたのが、「4つの柱が、痛みを増幅させる」という章。

4つの柱とは

  • ①機能障害(腰痛)
  • ②ストレスを感じる心
  • ③必要以上の回避行動
  • ④身体機能の低下

腰痛はこの①~④のループを繰り返すたびにひどくなっていくそうです。

私も3月ごろはこのループで、一周回ってさらに痛いところを増やしてしまった気がします。

ぎっくり腰の経験があるので、腰の「ピキッ」「グキッ」に敏感で、「悪化したらどうしよう」という気持ちが先に立ってしまい、外出しない、なるべく動かないなど、安静にしすぎていました。こういう回避行動は、心理学で「フィアーアボイダンス(恐怖からの逃避)」と呼ばれる現象だそうです。

腰痛について学んで「じっとして姿勢を変えないこと」がどれほど体によくないかがわかると、自分の対処法がダメダメだったことがわかります。現在の腰痛の常識では、それほど痛みが強くなければ、安静にしているより動いた方がいいとされています。

機能障害が起こると、何をしても痛い状態になり、つい「どうして痛いんだよ」と痛みに集中したり、いつまでも疼く痛みのストレスから怒りや倦怠感が出やすくなったりしてしまいます。

いやーーもう本当にこの通りでした。

ここから脱却するには、痛みは自分でコントロールできる、とポジティブになること。

園部先生も「患者さんが自分で自分の痛みについて知ることこそが、完治への最短ルート」と書いています。医者(整体師、理学療法士、マッサージ師、etc.)になんとかしてもらおう、ではなく、自分で自分の痛み・痺れの原因を知って正しく行動することが大事だなあと痛感しています。