蔦の細道図屏風

深江芦舟(深江盧舟) Fukae Roshu_蔦の細道図屏風 部分 The tale of Ise

作品詳細

  • Title:蔦の細道図屏風 部分 The ivy lane / The Tales of Ise
  • Artist:深江芦舟(深江盧舟) Fukae Roshu
  • Medium:6曲1隻 紙本金地着色
  • Collection:クリーブランド美術館

「伊勢物語」第九段の場面を描いた作品。

男(在原業平)の一行が、駿河の国の宇津谷峠にさしかかったところ(蔦の細道)で、 偶然、顔見知りの修行者と出会います。

業平は京都の人に宛てて、その修行者に「駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人に逢わぬなりけり」という歌を託しました。

この場面は手紙を託された修行者が山を登っていくのを男が見送っているところです。

深江芦舟は光琳の弟子であったとされ、「蔦の細道図屏風」を3点残しています。3点すべてがこの場面で、宗達の「伊勢物語色紙」-光琳の団扇図に連なる図様です。