ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」(7月22日~9月25日)が森アーツセンターギャラリーで開催されています。
フランスで漫画は「第9の芸術」(第1から8までは「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」)。
ルーヴルにアーティストを招聘し、好きなように作品を描いてもらおうという「ルーヴルBD プロジェクト」が2005年に始まりました。
これまでに参加した日本とフランスの漫画家の作品や資料と、今回の展覧会のための描きおろしの作品が展示されています(日本人作家7名、フランス人作家9名の合計16名)。
音声ガイドを担当したのは声優・神谷浩史さん(600円)。
入ってすぐの所にあるニケの像と漫画原稿によるインスタレーション。
これ以外にも、いろいろなところに原稿を壁いっぱいに拡大して壁紙にしてあるのですが、最初からそのサイズで描いたかのように線にブレがなく美しいことに、ただただ感服。
バンド・デシネ(bande dessinée、BD)はあまり読んだことがなかったのですが、日本の漫画ほど商業ベースでないようで、作品は雑誌掲載で発表されることはなく、描きおろしのみ。発行ペースも遅いらしいです。
BDの下地があるから、フランスで日本の漫画が特に受け入れられているのかも。
展示物が漫画なので「読む」のに時間がかかり、出た時には「え!?」と驚くほど時間がたっていました。
オフィシャルイメージソング「ナンバーナイン」を作曲した米津玄師のオリジナルグッズも販売されています。購入したのは2WAYトートバッグ。
「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」は、このあと大阪、福岡、名古屋に巡回する予定です。