初期フランドル派

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悦楽の園(右翼)2

便座に座って人間を食べる鳥の頭の悪魔 「大食」を犯した者への罰。 排泄された人間は、同じく「大食」の罪人が嘔吐させられている穴の中へ。 尻からコインを出しているのは「貪欲」の罪人。 楽器による罰 リュートの下敷きになった人間の...
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悦楽の園(右翼)1

右翼全体図 地獄 樹木人間 「悦楽の園」のなかで一番印象的なのが、この人(?)。 帽子の上に風笛(女性の生殖器を暗喩)を乗せ、顔は自画像とも。風笛の周りを人間と怪物のカップル(?)が周回しています。 卵の形をした胴体の中には、酒を...
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悦楽の園(中央パネル)2

下部はボスワールド全開な感じ。全裸の男女がそこここで欲望の赴くままに好き勝手なことをしていますが、卑猥な感じはしません。ここに描かれた人々は、画面に描かれた鳥や動物や昆虫と一緒で、知性もなければ罪の意識もない無垢な存...
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悦楽の園(中央パネル)1

中央パネル全体図 1593年のエル・エスコリアル宮の目録によると、「悦楽の園」は「さまざまの気まぐれな象徴による、世界の多様性を描いた絵」。 中央パネルは西洋美術史上屈指の奇想の絵画で、さまざまな解釈がなされていますが、大まかに分ける...
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悦楽の園(左翼)

左翼全体図 エデンの園 さまざまな生物の始祖の創造が描かれています。 顔の形をした崖に立つ知恵の木。知恵の木には蛇が巻き付いている 顔の形の崖はダリが作品に転用しています。 生命の泉のなかの生命の木。ボスが好んで描いたフクロウ...
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乾草車(右翼)

地獄 中央の乾草車のパネルに出ていた人間たちの行きつく先。 罪人を収監する塔の建設に精を出す魔物たち 悪魔が地道に(?)塔を建てているところがユーモラス。材料は地獄に堕ちた者の魂だとか。 次々に塔に送られてくる罪人たち 妖...
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乾草車(中央)2

乾草車を引く妖怪たち、梯子をかけて登ろうとして転倒したのか、乾草をつかんだまま車輪にひかれそうになっている男 さすまたや素手で乾草を取ろうとする者たち、殴りかかる女を止めようとしている神父 歯の治療をするあやしい医者、乾草をめぐる...
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乾草車(中央)1

乾草車 乾草のような価値のないものを奪い合うアダムとエヴァの末裔たちの現世。七つの大罪のなかの「貪欲」を表しています。 フランドルの諺「この世は乾草だ、誰もがそれを独り占めしたがっている」を描いたという説もあります。 乾草車に付き...
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乾草車(左翼)

エデンの園 「乾草車」はトリプティック(三連祭壇画)形式をとっています。しかし、中央パネルでは罪深い世俗世界が描かれているので、礼拝用の絵画ではなく、寓意画と考えられています。 左翼ではエデンの園が描かれ、中央の乾草車、右翼の地獄へと続...
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聖アントニウスの誘惑(右翼)

右翼では悪魔はもはや聖アントニウスを誘惑することには興味がなく、てんでに跳梁跋扈しているように見えます。 「やれやれ、やっと諦めてくれたか」とでもいうような聖アントニウス。全体にボスの描く聖アントニウスはまったく悪魔と“戦う”とこ...
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