腰痛闘病記 その18 イタイイタイ回路をなくすには②

「イタイイタイ回路」をなくすにはどうしたらいいかをChatGPTにも訊いてみました。


中枢性感作(=脳や脊髄の痛み回路の過敏化)は完全に固定されたものではありません。脳の可塑性を利用して、段階的に“学び直し”を行うことで和らげることができます。ここでは具体的な方法をわかりやすくまとめます。

ポイントの概要

「イタイイタイ回路」は過剰に学習された反応です。以下の5つのアプローチを組み合わせることで、回路を落ち着かせていきます。

  • ① 脳が痛みに集中している状態を緩める(自律神経の調整)
  • ② 痛みを避けすぎないで適切に動く(安全な経験を積む)
  • ③ 注意の向け方・認知を変える(心理療法)
  • ④ 睡眠を整える(痛み感受性の低下)
  • ⑤ 必要に応じ薬を利用する(医師の判断で)

① 脳の“痛みに集中”スイッチを下げる

不安や恐怖は痛み回路を強めます。逆に安心感を増やす習慣が有効です。

  • 深い呼吸(息を長く吐く)を数分間行う
  • ぼーっとする時間を1日数分作る
  • 温かい飲み物をゆっくり飲む
  • 痛い箇所を常に観察し続けない工夫をする(注意の分散)

② 痛みを避けすぎない(安全に動く)

過保護に使わないと、脳は「ここは危険だ」と判断してさらに過敏にします。安全な経験を積むことで脳の学習を変えます。

  • 10段階評価で「2〜3くらい」の痛みで止める軽いストレッチ
  • 温浴後のゆっくりした動作、短時間の散歩など
  • 動いた後に「体は壊れていない」と声に出して確認する

③ 痛みへの注意の向け方・認知を変える

脳が「痛み=危険」と学習している場合、それを修正する心理的アプローチが有効です。

  • 認知行動療法(CBT)
  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)
  • Pain Reprocessing Therapy(痛み再処理療法) — 比較的新しいが有望な方法
これらは「痛みは必ずしも身体器質の重大な損傷を意味しない」という再教育を行います。専門家(心理士、ペインクリニック)と行うのが安全です。

④ 睡眠を整える(非常に重要)

睡眠不足は痛みの感じやすさを大きく増します。まずは睡眠リズムを整えるところから始めましょう。

  • 就寝前の強い光(スマートフォン等)を控える
  • 入浴→就寝のルーティンを一定にする
  • 日中に短時間の運動を取り入れる(ただし寝る直前は避ける)

⑤ 薬物療法(必要なら)

セルフケアで難しい場合、医師に相談して薬で過敏性を下げる選択肢があります。

  • SNRIs(例:デュロキセチン)や三環系抗うつ薬は、痛みの過敏性を下げる目的で使われます。
  • 依存性が高い薬(オピオイド等)は通常、慢性痛の第一選択ではありません。
  • 詳しい診断・治療はペインクリニックや専門医へ相談してください。

まとめ(簡潔な実行プラン)

やること 目的
深い呼吸・安心感を増やす 自律神経の痛み増強を下げる
痛くない範囲で体を動かす 脳に「もう大丈夫」と学ばせる
注意の向け方を変える(CBT等) 痛み=危険という誤った学習を修正
睡眠を整える 痛み感受性を下げる
必要なら薬物療法 回復の補助

痛み回路は「壊れた」のではなく「学習しすぎた」だけです。時間をかけて安全な経験を積み、脳を再教育することで和らぎます。


回答を見る限り、即効性のある対処法はなさそうですが、コツコツ行動を積み上げていけば、イタイイタイ回路を取り除くことは可能なようです。