『結局、腰痛は「ほぐし方」が9割』(佐々木政幸)という本を読んでみました。
余談ですが、ベストセラーにあやかった「××は〇〇が9割」というタイトルの本、多いですね。ここまで氾濫していると、効果ないような気もしますが…
この本では、原因不明の腰痛は筋肉から来ていると説明しています。
筋肉のトラブルは炎症を起こすか、傷ついているかのどちらかで、この2つは筋肉が硬くなることが原因としています。腰痛を繰り返す人は日ごろから筋肉が硬くなっているので、腰痛対策としてやるべきなのは、筋トレではなく、筋肉を柔らかくすること、だそう。
筋肉が硬くなることの原因の一つが、血流が悪いこと。
エアコンによる冷えや寒暖差による自律神経の乱れも腰痛につながります。
筋肉が伸びたり縮んだりする際のストレスがもっともかかる付着部(付着部筋)が、筋肉のなかで一番痛みやすいそう。付着部筋をほぐすストレッチが3つ紹介されていましたが、2つはいつもやっているストレッチと同じようなものでした。もう1つはこれからやってみることにします。
そのほか、日常生活に役立つコツがたくさん紹介されていて、ためになりました。
- 朝、起き抜けは仰向けから寝返りを打って四つん這いになってから起き上がる
 - 朝の洗顔時はパワーポジション(背中を曲げずやや胸を張り、膝を適度に曲げた体勢)
 - 靴下やズボンをはくときはイスに座る
 - 立ち上がるときは足を体の真下に入れ、体重を分散させることを意識する
 - 洗い物をするときは、キッチン台の側面に膝と下腹部をつけて体重を分散する
 - EPA/DHA、マグネシウム、イソフラボン、ナットウキナーゼ、クエン酸を摂取する
 
面白いなと思ったのが、ストレスを受け続けると脳の中で「イタイイタイ回路」が完成し、痛みの感じ方をコントロールする機能が壊れてしまうという話でした。こうなると、本当は腰は何ともないのに、脳が些細な信号で「腰が痛い」と勘違いしてしまうそうです。
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