女織蚕手業草(じょしょくかいこてわざぐさ) 七~十二

喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro 女織蚕手業草_No. 9 from the series Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa) 喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro 女織蚕手業草_No. 8 from the series Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa) 喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro 女織蚕手業草_No. 7 from the series Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa)
九 八 七
喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro 女織蚕手業草_No. 12 from the series Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa) 喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro 女織蚕手業草_No. 11 from the series Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa) 喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro 女織蚕手業草_No. 10 from the series Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa)
十二 十一 十

作品詳細

  • Title:女織蚕手業草 Women Engaged in the Sericulture Industry (Joshoku kaiko tewaza-gusa)
  • Artist:喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro
  • Dates:1798–1800
  • Dimensions:大判 Vertical ôban

 

≪上部に書かれた説明文≫

七

蚕の種を取図 簇物(まゆはるもの)より取時 形のよき蚕をゑらんで 糸にてくゝり釣置ハ蛾(ひが)の蝶になり 出る牝牡を一つにして紙に移し置ハ段々子を産付るなり これをうハ子といふ

八

蚕糸を吐終り蝶になりて飛図 これを蚕蛾といふなり

九

繭を糸にくり取図 生繭を塩に浸すことあり 大き成壺の内底に竹の簀を入 其上に桐の葉を敷 又其上に繭を敷ならべ また其上 桐の葉を敷て塩をふりかけ よく蓋をして上を泥にて塗ふさぎ 七日して取出し 釜に入 籰(わく)にかけて糸にくり取なり

十

糸綿を択み分る図 簇(まゆはり)より糸をおろし 色白くいさぎよきを細糸のまゆとし 色黒きを粗糸乃まゆとす 真綿に引ても上中下をゑらみ分ち 形を作りて束綿幾ばく把とするなり

十一

蚕の神を祭る事ハむかし 軻遇突智(かぐつち)埴山姫(はにやまひめ)に逢て 雅産霊(わかむすび)を産 此神の頭に蚕と桑となれり 故に 日本にてハ雅産霊を祭るへきものか 人皇二十二代雄略天皇乃御后みつから養蚕し給ふ 唐土にてハ黄帝の后 西綾氏を始とする也

「女織蚕手業草」は、構図が「かゐこやしなひ草」からの引き写しであるものもかなりあります。

その「かゐこやしなひ草」は春章・重政の合作ですが、どちらが担当したか、落款をみないと判別できないくらい似ているうえ(わざとそうしたのかもしれませんが)、まるっきり鈴木春信な作風です。

先日、新国立競技場の設計でいろいろ物議をかもしたザハ・ハディド氏が亡くなりました。

その後新しく決まった隈研吾案がハディド案に似ているとかで、告訴するとかしないとか言われていましたが、どうなるのでしょうね?

オリンピックのロゴのデザイン盗用騒ぎもありましたが、ボッティチェリ展での工房作の作品などを見ても、現代のオリジナリティの考え方はちょっとキュウクツだなぁと感じます。