左隻第二扇中部
鐘鋳勧進(かねいのかんじん)、勧進聖
柄杓のようなものに施し物を入れてもらっています。
熊野比丘尼(くまのびくに)
熊野信仰を布教して回る巫女たち。
箱の中には絵解きのための「熊野曼荼羅」などが入っています。
後ろに見えているのは本屋。
左隻第二扇中部
山伏
金扇と錫杖をもつ山伏は加持祈祷を生業にしました。
左隻第一扇中部
歩き巫女
扇子と鈴を持つ巫女。
禰宜が締め太鼓を打ちながら、巫女のあとに続いています。
後ろに見えているのは扇屋。
左隻第六扇中部
八卦置き(はっけおき)
占いをする少女。
左隻第二扇中部
琵琶法師
「けんきよう(検校)」の文字が見えます。
右隻第三扇上部
瞽女(ごぜ)
熊野比丘尼、歩き巫女、瞽女は娼婦の役割をすることもあり、この絵のなかでも男たちの視線が注がれています。
作品詳細
- Title:洛中洛外図 舟木本 部分 Folding Screens of Scenes In and Around Kyoto (Funaki Version)
- Artist:岩佐又兵衛 Iwasa Matabei
- Date:17世紀
- Medium:紙本金地著色 六曲一双
- Collection:東京国立博物館