右隻第三扇上部
現在の八坂神社は、明治元年(1868年)の神仏分離に際して改められた名称で、それ以前は「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていました。
「感神院」の扁額を掲げた鳥居が見えます。
松林の中では、そこかしこで宴会が行われています。
右隻第四扇上部
「きおんたけの坊」(「祇園竹の坊」)
坊舎はもともと社僧の住むところですが、ここでの坊舎は客にサービスを提供する場として描かれています。
社僧が蹴鞠と囲碁の相手をしています。
「きおんむめの坊」(「祇園梅の坊」)
遊女と酒食をともにする客たちの姿が描かれています。
作品詳細
- Title:洛中洛外図 舟木本 部分 Folding Screens of Scenes In and Around Kyoto (Funaki Version)
- Artist:岩佐又兵衛 Iwasa Matabei
- Date:17世紀
- Medium:紙本金地著色 六曲一双
- Collection:東京国立博物館