洛中洛外図 舟木本⑤ 祇園

右隻第三扇上部

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現在の八坂神社は、明治元年(1868年)の神仏分離に際して改められた名称で、それ以前は「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていました。

「感神院」の扁額を掲げた鳥居が見えます。

松林の中では、そこかしこで宴会が行われています。

右隻第四扇上部

「きおんたけの坊」(「祇園竹の坊」)

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坊舎はもともと社僧の住むところですが、ここでの坊舎は客にサービスを提供する場として描かれています。

社僧が蹴鞠と囲碁の相手をしています。

「きおんむめの坊」(「祇園梅の坊」)

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遊女と酒食をともにする客たちの姿が描かれています。

作品詳細

  • Title:洛中洛外図 舟木本 部分 Folding Screens of Scenes In and Around Kyoto (Funaki Version)
  • Artist:岩佐又兵衛 Iwasa Matabei
  • Date:17世紀
  • Medium:紙本金地著色 六曲一双
  • Collection:東京国立博物館