作品詳細
- Title:自画像
Self-portrait
Автопортрет - Artist:カジミール・マレーヴィチ
Kazimir Malevich
Казимир Малевич - Date:1933
- Dimensions:73×66cm
- Medium:油絵、カンヴァス
- Collection:ロシア美術館
作品解説
マレーヴィチが晩年に制作した肖像画は、実在する人物と象徴的な人物に分けられます。
この頃、マレーヴィチは「スプラナチュラリズム(超自然主義)」という名称を用い、シュプレマティズムとナチュラリズムの融合を目指していました。
この自画像で、マレーヴィチはイコンの「聖母」と同じポーズをとっています。息子に向けて、進むべき道を示す聖母に自身を重ねあわせており、サインとして正方形の中の黒い正方形が描かれています。
画家がまとっているのは、プロテスタント運動の先駆者であったヤン・フスの服です。