モネ『睡蓮』

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作品詳細

  • Title:睡蓮
  • Artist:クロード・モネ
  • Date:1914-1917年
  • Dimensions:150×200cm
  • Medium:油彩、カンヴァス
  • Collection:アサヒビール大山崎山荘美術館

作品解説

モネは1883年、43歳のときにジヴェルニーに移り、以後亡くなるまでこの村に住みました。移住した当初は、フランス国内を精力的に旅行して制作していましたが、絵が売れ出して資金に余裕ができると、土地を買い足して睡蓮の池を作り、自宅で制作三昧の晩年を過ごしました。

睡蓮の連作は1900年頃から27年間にわたって制作され、「積みわら」「ポプラ並木」「「ルーアン大聖堂」などの連作の集大成になりました。

1911年に妻アリス、1914年に長男ジャンを亡くし、自身の健康状態も悪化してしばらく絵筆をとらない時期がありましたが、再び制作を再開した頃にこの『睡蓮』は描かれています。

70代後半のモネは白内障による視力低下に悩まされ、明瞭な輪郭を描くことができなくなっていましたが、逆に細部にとらわれない作風となっています。

アサヒビール大山崎山荘美術館では『睡蓮』を5点所蔵していて、この作品は色調から早朝の風景を描いたとみられます。

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