ベオグラードでは、「？」という名前のレストランで食事をしました。
こちらはまだ営業しているようで、サイトもあります。
Kafana Znak Pitanja – Najstarija kafana u Beogradu
このレストランは、宮本輝の小説「ドナウの旅人」に出てきます。
私は朝日新聞に連載していたのを読んでいて、変わった名前が頭の隅に残っていました。
小説では母と愛人、娘とドイツ人の2組のカップルが、西ドイツからルーマニアまで延々と旅するのですが、連載当時は娘の麻沙子ですら自分よりもずっと年上の存在。
娘に近い年齢の愛人と出奔した絹子の行動は理解不能で、おばあちゃんのくせに何してるの？という冷めた目で見ていました（絹子の年をとっくに追い越した今となっては、50歳はまだまだ若いと思いますが）。
それにしても、ソ連にも西ドイツにも行ったのに、あんなに読み返した「オルフェウスの窓」ゆかりの場所に一つも行かず、「ベルばら」も大好きだったのにパリに行ったときにベルサイユ宮殿をスルーするとは…自分でも「？」という感じです。
