最初にベネチアを訪れたとき泊まったのは、本島のこじんまりしたホテルで、やたらと近所の教会の鐘の音がうるさかったのを覚えています。
1995年にベネチアを再訪したときの宿泊先は、リド島の「ホテル・デ・バン」。
トーマス・マンが滞在して、ここを舞台にした小説「ベニスに死す」を執筆し、のちにルキノ・ヴィスコンティが映画化して有名になりました。
「ホテル・デ・バン」は長年ベネチア映画祭の会場にもなっていましたが、今は廃業しているそうです。
「ベニスに死す」でタジオ役だったビョルン・アンドレセンについては、最近『世界で一番美しい少年』というドキュメンタリー映画が公開されました。
「ベニスに死す」に出たことで、ヴィスコンティや周囲から性的搾取を受けたそうで、貴族出身で生粋のセレブだったヴィスコンティのやりそうなこと…と思ってしまいました。
大人たちに性的に消費された“世界一美しい少年”~『ベニスに死す』ビョルン・アンドレセン | 毒家族に生まれて | カルチャー | ELLE [エル デジタル]
ビョルン・アンドレセンは「ベルサイユのばら」のオスカルのモデルだそうです。私はどちらかというと「オルフェウスの窓」のユリウスにそっくりだと思いますが。
ビーチにある小屋。早朝に散歩したので誰もいません。
犬を連れて散歩をする人。