ベネチアの守護聖人・聖マルコを祀るビザンティン様式のサン・マルコ大聖堂。
829年、アレキサンドリアからヴェネツィア商人が盗んだ聖マルコの遺体を安置するために建立されました。
中心部に輝く金色の有翼獅子像は聖マルコの象徴で、ヴェネツィア共和国の紋章にもなっています。
4頭の青銅の馬は1204年の第4回十字軍がコンスタンチノープルの馬車競技場(ヒッポドローム)から略奪したもの(現在はレプリカで本物は博物館にあります)。この馬たちはナポレオンがヴェネツィアを制圧した際、パリに運ばれて凱旋門を飾ったことも。しかしのその後ナポレオンが敗れたことで、再びベネチアに戻ってきました。
街灯と一体化した鳩。
左端の建物はドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale)。
8世紀創建で、イスラム建築の影響のある幾何学模様の装飾が見られます。
鐘楼から見たサンマルコ小広場とゴンドラ溜まり。
2本の大きな円柱もコンスタンティノープルからの略奪品(本当は3本でしたが1本は海中に落としたそう)。
昔この柱の間にロープを渡して公開処刑を行っていたため、地元の人は今でもこの間を通り抜けようとしないとか。
サンマルコ広場。
右側の建物は12世紀に建造され、16世紀に再建された旧政庁。左側の建物は16~17世紀に建てられた新政庁。1階に1720年創業のカフェ「フローリアン」があります。
正面に見えるのがナポレオン翼壁。
サンマルコ寺院のクーポラとベネチアの街並み。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島(左)とジュデッカ島(右)。