目次
モンパルナス
1910年代、多くの芸術家がセーヌ川左岸14区にあるモンパルナスに移住し、1920年代の狂乱の時代、エコール・ド・パリの芸術家たちの中心地となりました。
彫刻家アルフレッド・ブーシェが建てた共同アトリエ「ラ・リューシュ(蜂の巣)」にはレジェ、シャガール、キスリング、ザッキン、モディリアーニらが滞在しました。この建物は1900年のパリ万博のパヴィリオンを移設したもので、丸い建物の中に放射線状にアトリエがあります(内部は非公開)。
彼らが集まって芸術談義を交わしたカフェやバーのうち、ロトンド 、ドーム、セレクト、クーポールは現在でも営業しています(画家たちの通った芸術カフェ《モンパルナス》)。
ラ・リューシュ(La Ruche)
- 【住所】2 Passage de Dantzig, 75015 Paris
シテ・ファルギエール(Cité Falguière)
- 【住所】14 Cité Falguière, 75015 Paris
カンパーニュ・プルミエール通り(Rue Campagne Prémiere)
藤田嗣治(23番地)、モディリアーニ(3番地)、マン・レイ(31番地)が住んでいた場所で、佐伯祐三が絵に描いています。映画「勝手にしやがれ」の舞台にもなっています。
ノートルダム・デ・シャン通り(Notre-Dame des Champs)
印象派の画家達が集ったグレールのアトリエが70番地にあった。そのほか、セザンヌ(53番地)、クールベ(61番地)のアトリエがありました。
グランド・ショミエール通り(Rue de la Grande Chaumière)
ゴーギャンは1893年にタヒチからパリに戻り、グランド・ショミエール通り13番地にアトリエを構えました。
グランド・ショミエール通り8番地は、モディリアーニが1917年からジャンヌ・エビュテルヌと暮らしたところです。
モンパルナス墓地(Cimetiere du Montparnasse)
ボードレール、モーパッサン、ボーヴォワール、サルトル、マン・レイ、ブランクーシ、エリック・ロメールらの墓があります。
- 【住所】3, Boulevard Edgar-Quinet 75014 Paris
- 【TEL】01 44 10 86 50
- 【時間】8:00~18:00(土8:30~、日9:00~)
- 【アクセス】Edgar Quinet(M6)徒歩3分
カルティエ財団現代美術館(Fondation Cartier pour l’art contemporain)
企画展専門。ジャン・ヌーヴェルによるガラス張りの建物が目を引きます。
- 【住所】261,boulevard Raspail 75014 Paris
- 【TEL】01 42 18 56 50
- 【開館時間】(水~日)11:00~20:00、(火)11:00~22:00
- 【休館日】月曜日、祝日
- 【公式サイト】http://fondation.cartier.com/#/en/home/
- 【アクセス】Raspail(M4、6)