17世紀のフランス美術

プッサン
17世紀のフランス美術

17世紀、フランスは宗教戦争の混乱から強力な王権によって国家を再建しようとしました。

文化と芸術は庇護され、古典やラファエロなどのルネサンス芸術を学ぶ王立アカデミーが作られました。そこから、厳正で明晰なフランス古典主義が生まれました。
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16~17世紀のネーデルラント美術

ルーベンス「シュザンヌ・フールマン」
16~17世紀のネーデルラント美術

ネーデルラントは、15世紀以来、政治的、文化的統一を保っていました。しかし、16世紀中ごろ、ネーデルラントはスペインの支配下となります。プロテスタント勢力が強い北部は、16世紀末、オランダ共和国として独立し、17世紀以後、2つの国は異なった様相を示しました。 “16~17世紀のネーデルラント美術” の続きを読む

スペインのバロック

ムリーリョ「「無原罪の御宿り」
スペインのバロック

コロンブスによる新世界の「発見」をきっかけに、スペインは植民地帝国を築き繁栄しました。

スペインのバロック美術は、壮麗な聖堂装飾や信仰のドラマの劇的な表現に独自の豊かさが見られます。

フェリペ4世のもと、エル・グレコ、ベラスケス、スルバラン、ムリーリョが活躍した17世紀は「スペイン絵画の黄金時代」ともいわれます。 “スペインのバロック” の続きを読む

バロック

カラヴァッジョ「バッカス」
バロック

ルターの免罪符批判に端を発したプロテスタント陣営からの攻撃は、教皇庁に深刻な打撃を与えました。それに対抗するために、教皇庁は組織の改革を断行し、権威の回復を目指しました。

カトリック教会は宗教改革に対抗すべく、「教会の勝利」の視覚化を図り、多くの聖堂や宮殿が新築あるいは改築されて壮麗さを競いました。

豪華絢爛さを演出するために、絵画・彫刻・建築が一体となって見る者を圧倒するような効果が追求されました。こうして誕生したバロック様式は、激しい動勢や強烈な明暗表現などを特徴としています。 “バロック” の続きを読む

エル・グレコ

エル・グレコ(El Greco)
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  • 16世紀スペインを代表する画家ですが、クレタ島生まれのギリシャ人(「エル・グレコ」はスペイン語でギリシャ人という意味)で、本名はドメニコス・テオトコプーロスといい、サインにはその本名が用いられています。
  • 縦に引き伸ばされ、ねじれた人物描写や原色の鮮やかな色遣いなどの独特の画風から、“異端の画家”とも呼ばれました。
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カラヴァッジョ

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(Michelangelo Merisi da Caravaggio)

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  • イタリア絵画史上初の純粋な静物画を制作しました。
  • 聖人を庶民の姿で描くなど、当時の宗教画にあった厳格な規制に反して、依頼主から作品を拒絶されることもありました。
  • しかし、カラヴァッジョの絵画の特徴だった、強烈な明暗の対比(キアロスクーロ)やドラマチックな構図は数多くの追随者を生み、彼らはカラヴァッジスト(カラヴァッジョ派、カラヴァッジェスキ)と呼ばれました。
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フェルメール

ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)
  • レンブラントと並んで17世紀のオランダ美術を代表する画家で、市民の日常の情景を描きました。風俗画でありながら、フェルメールの作品は時間が止まったかのような静謐さをたたえています。
  • ハイライト部分などにポワンティエ(点綴法)が用いられていることから、作品を制作するためにカメラ・オブスキュラを使ったと推測されています。
  • 生涯についてはあまり知られておらず、20年以上にわたるフ画家生活で、現存する作品数が40点弱と寡作なのは、義母が裕福だったことに加えて、ファン・ライフェンの援助が大きかったと思われます。
  • 1662年、70年の二度、聖ルカ組合の理事に選ばれていることは、フェルメールが画家として高い評価を得ていたことを示しています。
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ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(Georges de La Tour)
  • 作品が、まったく画風の違う「夜の画家」と「昼の画家」の2つの系統にわかれます。「夜の画家」の作品は、聖書に題材にした夜の情景が、静謐さと深い精神性をもって厳かに描かれています。「昼の画家」の作品は、対象を写実的に描いた風俗画です。
  • 没後、次第に忘却され、作品は作者不詳のままフランス各地に保管されていましたが、20世紀初頭に「再発見」されました。
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ルーベンス

ピーテル・パウル・ルーベンス(リュベンス、Peter Paul Rubens)

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  • 力強く壮麗な作風で、バロック期を代表する画家です。
  • 肉づきのよい豊満な女性像が特徴で、「肉屋のルーベンス」ともいわれます。
  • 画家として成功して大工房を運営するだけでなく、人文主義学者、外交官としても活躍しました。
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