バロック

カラヴァッジョ「バッカス」
バロック

ルターの免罪符批判に端を発したプロテスタント陣営からの攻撃は、教皇庁に深刻な打撃を与えました。それに対抗するために、教皇庁は組織の改革を断行し、権威の回復を目指しました。

カトリック教会は宗教改革に対抗すべく、「教会の勝利」の視覚化を図り、多くの聖堂や宮殿が新築あるいは改築されて壮麗さを競いました。

豪華絢爛さを演出するために、絵画・彫刻・建築が一体となって見る者を圧倒するような効果が追求されました。こうして誕生したバロック様式は、激しい動勢や強烈な明暗表現などを特徴としています。 “バロック” の続きを読む

16世紀のネーデルラント絵画

ボス「聖ヒエロニムスの誘惑」
16世紀のネーデルラント絵画

15世紀のネーデルラント絵画は、写実表現においてイタリアに影響を与える存在でしたが、16世紀にはいると地位が逆転し、イタリアを古典・古代美術の手本として仰ぐようになります。

多くの画家がイタリア各地を旅行し、遠近図法や理想的な人体表現を習得しました。イタリア絵画に傾倒し、ルネサンス美術を取り入れた画家たちは、ロマニストと呼ばれました。
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ブリューゲル

ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel)
ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel)
  • 16世紀中葉に初期ネーデルラントのブラバント地方を中心に活躍した。
  • ネーデルラントの民族性や土着の文化に根差した絵画は市民や人文主義者に支持され、子のピーテル2世やヤンによって模作が大量に作られた。
  • 『七つの徳目』シリーズにおいて、徳目の擬人化という従来の描き方ではなく、民衆の生活における「徳の実践」という新しい描き方を採用した。
  • 上の肖像画はドミニクス・ランプソニウス「ネーデルラントの著名画家の肖像集」(1572)にあるもので、「新しいヒエロニムス・ボス」と紹介されている。
  • 17世紀後半からしだいに忘れ去られ、20世紀に入ってから再評価された。
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