バロック

カラヴァッジョ「バッカス」
バロック

ルターの免罪符批判に端を発したプロテスタント陣営からの攻撃は、教皇庁に深刻な打撃を与えました。それに対抗するために、教皇庁は組織の改革を断行し、権威の回復を目指しました。

カトリック教会は宗教改革に対抗すべく、「教会の勝利」の視覚化を図り、多くの聖堂や宮殿が新築あるいは改築されて壮麗さを競いました。

豪華絢爛さを演出するために、絵画・彫刻・建築が一体となって見る者を圧倒するような効果が追求されました。こうして誕生したバロック様式は、激しい動勢や強烈な明暗表現などを特徴としています。 “バロック” の続きを読む

マニエリスム

マニエリスム

レオナルド・ダ・ヴィンチとラファエロが相次いで亡くなると、イタリアでは古典主義とは異なる新しい芸術が生まれました。「マニエリスム」と呼ばれるこの芸術は、洗練された技巧や幻想的な表現によって独特の表現様式を追求し、個性的な作品がつぎつぎと生まれました。

フィレンツェで活躍したポントルモやブロンズィーノ、北イタリアのパルマで独自の芸術を展開したパルミジャニーノに共通するのは、優美と奇想、非現実性と不安感です。

そこには、新しい宗教的価値観や世界観の台頭、フィレンツェやローマの政治的混乱など、時代の持つ社会的不安が見え隠れしています。 “マニエリスム” の続きを読む