端島は長崎県西彼杵郡高島町沖合にある半人工島。
1810年に石炭が発見された当時は岩礁にすぎなかったが、1890年に本格的な採掘が開始されると、周囲が炭鉱の廃土で埋め立てられ、徐々に現在の姿になっていった。
高層の建築物が密集する島の形が戦艦「土佐」に似ているところから、軍艦島と呼ばれるようになったという。
1890(明治23)年、三菱が島全体を買い取り、本格的に採炭を始めた。端島で採れる石炭は質が良く、主に八幡製鉄所に供給された。
1974(昭和49)年閉山。端島は2001(平成13)年三菱マテリアルから高島町に無償譲渡された。