1992年のイギリス旅行は、F1のイギリスGPを観戦するのが目的だったわけですが、本来は7月5日の第8戦フランスGPを皮切りに、第9戦イギリスGP(7/12)、第10戦ドイツGP(7/26)、第11戦ハンガリーGP(8/16)、第12戦ベルギーGP(8/30)、第13戦イタリアGP(9/13)まで、計6戦をヨーロッパに居座って観戦するつもりでした。
ところが、1992年シーズンはナイジェル・マンセルとリカルド・パトレーゼを擁するウィリアムズ・ルノーが圧倒的な強さを見せて、なんとマンセルが開幕から5連勝(うち4戦はパトレーゼとのワンツーフィニッシュ)。
応援していたマクラーレン・ホンダの2人(アイルトン・セナとゲルハルト・ベルガー)は全く歯が立たないことがわかって、わざわざ海外まで見に行く気をなくしてしまいました。
もしマクラーレンに勝ち目がなくても、こんなに毎度毎度一方的なレース展開でなければまだ検討の余地があったと思いますが、ウィリアムズが何かミスをしない限り勝つことが決まっているようでは、レースの醍醐味もなにもあったものじゃありません。
それで、一緒に行くはずだった友人にも断りを入れたのですが、この時点ですでにイギリスGPのチケットだけは購入してしまっていたのです。
今ならネットで転売などチケットを無駄にしない方法があるのでしょうが、当時はそんなものはなく。
それで仕方なくイギリスだけ行くことになったという、あまり気の進まない旅行でした。
1992年の成績についてはこちら
1992年のF1世界選手権 – Wikipedia
やっぱり6戦も行かなくて正解だった…という結果になっていますが、スパ・フランコルシャンのオー・ルージュを駆け上がってくるF1マシンは一度見てみたかったです。