新古典主義

新古典主義

18世紀半ばから19世紀初めにかけて流行した新古典主義は、古代に完成された「理想の美」を目指しました。

18世紀前半、イタリアのポンペイなど、遺跡の発掘が相次ぎ、ヨーロッパで古代ギリシア・ローマへのあこがれが高まりました。

ドイツの考古学者ヴィンケルマンの著書「ギリシア芸術模倣論」はヨーロッパで反響を呼び、多くの画家が古典を理想とする彼の考えに共鳴します。 “新古典主義” の続きを読む

18世紀のイギリス絵画

18世紀のイギリス絵画

18世紀までのイギリスは、本国の画家よりホルバインやヴァン・ダイクなどの外国人画家たちが活躍していました。

この時代に、ようやくイギリス人によるイギリス絵画が登場します。1768年、ロイヤル・アカデミー(王立美術院)が設立され、レノルズが初代院長に選ばれました。しかし、彼は保守的で、その後のイギリス美術の進展をむしろ阻害することになります。 “18世紀のイギリス絵画” の続きを読む

イタリアのロココ

カナレット「バジリカのあるサンマルコ広場」
イタリアのロココ

18世紀のイタリアは経済的に凋落しつつありました。ヴェネツィアはナポレオンの軍事侵攻によって、1000年以上に及ぶ共和国の歴史が閉じようとしていました。

しかし、この時期にヴェネツィア絵画は重要な画家を輩出し、第2の黄金時代を迎えます。

イタリアに最先端の美術はありませんでしたが、古代遺跡やルネサンス期の美術を見る観光地となり、そのお土産としてヴェドゥータ(都市景観画)が流行しました。 “イタリアのロココ” の続きを読む

ロココ

ブーシェ「ポンパドゥール夫人」
ロココ

太陽王ルイ14世が1715年に亡くなると、曽孫のルイ15世が5歳で即位し、オルレアン公フィリップが摂政として国政を仕切りました。

壮麗で威圧的なバロックから、軽やかで優美なロココへの転換は、このオルレアン公の摂政時代にほぼ対応しています。ヴァトーはまさにこの時代の上流階級の「雅宴」を描きました。

ロココの芸術と文化はフランスを発信地としてヨーロッパ各国に伝播しましたが、これを支持したのは、急速に力をつけてきた市民階級でした。 “ロココ” の続きを読む

マネ

エドゥアール・マネ(Édouard Manet)
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  • 主題の扱い方や色彩表現において革新をもたらし、西洋近代絵画の父といわれます。
  • マネはサロンにこだわり、印象派展には出品していません。しかし、印象派の画家たちに大きな影響を与えたため、印象派の先達とされています。
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モネ

クロード・モネ(Claude Monet)

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  • 印象派の代名詞であり、前半期は印象派のリーダーとして活躍しました。「印象派」という名称は、モネの『印象ー日の出』という作品の題名から、批評家ルイ・ルロワが皮肉を込めて彼らを「印象派」と呼んだことに由来します。
  • 後半期、時間とともに刻々とかわる光の状態を描き出そうと、同じモチーフの連作を手がけました。
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ルノアール

ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)

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  • 初期の作品は、色彩分割(筆触分割・・・絵の具は混ぜると濁って暗くなるので、絵の具を並べて視覚混合で見せたい色にする技法)が特徴です。
  • 作家エミール・ゾラが「彼はなによりも人物像の画家だ。ルノワールの主な特色は見事に調和しながら次第に変化してゆく明るい色調にある」と語ったように、若い女性や子ども、裸婦を数多く描きました。
  • 晩年の作品になると、描かれた女性の顔が似通っていてモデルが特定できなくなります。ルノワールは肖像画よりも「女性の美」を描くことに関心がありました。
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ゴヤ

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya)
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  • ゴヤは、あらゆる近代絵画の先駆者と評されています。
  • ロココ風の絵画で名声を得て宮廷画家となりますが、聴力を失ってからは、画風が批判精神と洞察力に富んだものに変わり、戦争の悲惨さや、人間の暗闇にひそむ狂気や残酷さを描いた作品を残しました。
  • 幻想性に満ちた独創的な作品は、フランスのロマン派をはじめ、後世の画家に大きな影響を与えました。
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