藤 鶺鴒

hokusai_Wisteria and Wagtail

作品詳細

  • Title:藤 鶺鴒 Wisteria and Wagtail (Fuji, sekirei), from an untitled series known as Small Flowers
  • Artist:葛飾北斎 Katsushika Hokusai
  • Date:1834年(天保5年)頃
藤も江戸時代を迎えて人気園芸植物のひとつとなった。『花壇地錦抄』(1695年)には、多くの園芸品種があげられている。藤はフジ(ノダフジ)、ヤマフジ、シナフジ、アメリカフジの4種に大別される。北斎描くところは、フジの変種であるクチベニフジらしい。旗弁が白く、翼弁が紅色だからである。中国唐代中期の詩人銭起は「垂綸は巣鶴を覆う」と藤の美を称えた。これを賛としながら、鶴にかえて直線的な長い尾を誇る鶺鴒をもってきたのは、ひとえに北斎の美意識だった。
『浮世絵ギャラリー1 北斎の花』(河野元昭)

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