シュルレアリスム

シュルレアリスム

シュルレアリスム(超現実主義)は、ダダの破壊精神を受け継ぎながら、夢や無意識の世界にも踏み込みました。合理的、科学的なものに縛られない世界、理性や意識にコントロールされていては到達できない無意識の世界に、解放された精神を見出そうとしたのです。

そのために自動記述(オートマティズム)という表現方法がとられました。

1924年10月、ダダからの脱却を目指し、ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を出します。彼はフロイトの精神分析の理論に影響を受け、夢や無意識に芸術の可能性を見出しました。

1925年に最初のシュルレアリスム絵画展が開催され、エルンスト、マン・レイ、ミロ、アルプらが参加しました。

グループにはその後、タンギーやマグリット、ダリが加わり、視覚芸術はシュルレアリスムの主要な分野になります。

シュルレアリスムは、美術家がそれぞれ独自に技法を開発したので、そのスタイルは多様性に富んでいます。

エルンストは、印刷物のコラージュ、これを活用した小説(コラージュ・ロマン)、フロッタージュ、さらにこれを油彩に応用したグラッタージュを用いました。