ルノアール『ピアノに向かう娘たち』

ルノアール『ピアノに向かう娘たち』

作品詳細

  • Title:ピアノに向かう娘たち
  • Artist:ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • Date:1892年頃
  • Dimensions:116×90cm
  • Medium:油彩、カンヴァス
  • Collection:オルセー美術館、パリ

作品解説

この作品は、1892年、パリで開催されたルノワールの回顧展で、国が4000フランで買い上げた作品です。

ルノワールは1880年代、それまでの画風を変えて硬質なタッチの作品を制作していましたが、1890年代にはまた以前のような画風に戻りました。

ルノワールは、健康的で幸福そうな印象を与える若い女性の絵を好んで描きました。ルノワールは「人生には不快なものがたくさんある。これ以上不快なものをつくる必要はない」と語っていました。

ピアノは18世紀末からハープシコードに代わって一般的になり、裕福なブルジョワ階級の娘たちはピアノを習うことがステータスとなっていました。ここに描かれているのはプレイエル・ピアノです。

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