15世紀フランス美術 フランス中部

15世紀フランス美術 フランス中部
15世紀初頭のフランスでは、ブルゴーニュやベリーの宮廷画家たちが、板絵や写本挿絵を手掛けていました。彼らはフランドルの写実主義の基礎のうえに、フランスの文化的伝統を加味した画風でした。そのため、フランコ・フラマン派と呼ばれています。

これら折衷主義的な画家たちには、フランドル出身者がフランス文化に同化したケースもあれば、フランス出身者がフランドル様式を習得したケースもあります。こうした活発な交流が、当時の文化の基礎をなしていました。

1420年ごろになると、英国との百年戦争末期の混乱や王室内の権力抗争で交流が停滞しはじめ、フランスの美術活動は衰退していきました。

フランスに文化復興の兆しが見え始めたのは、シャルル7世が1436年にパリ入城を果たし、フランスの覇権を手中に収めてからのことです。

国王の居城のあったフランス中部、ブールジュやトゥールでは、1440年代になって、ふたたび芸術制作が盛んになりました。
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