15世紀後半のフランドル絵画

15世紀後半のフランドル絵画

16世紀前半のイタリアの美術収集家、マルカントニオ・ミキエルの「美術品消息」には、当時のヴェネツィアには、メムリンク、ボスなどネーデルラント絵画が多く流入していたと記録が残っています。

ヨース・ファン・ヘントは1470年頃からイタリア中部のウルビーノ公フェデリコ・ダ・モンテフェストロの宮廷に出入りし、フェデリコの書斎を飾った「28人の著名人の肖像」の制作に携わり、イタリアで生涯を終えました。

ヒューホ・ファン・デル・フースはフィレンツェのサンタ・マリア・ヌオーヴァ施療院礼拝堂のために、「ポルティナーリ祭壇画」を手掛けました。その写実の技法は、ギルランダイオの「羊飼いの礼拝」をはじめ、1480年代のイタリアに大きな影響を及ぼしました。