アンソール『オルガンに向かうアンソール』

Ensor_organ

作品詳細

  • Title:オルガンに向かうアンソール
  • Artist:ジェームズ・アンソール
  • Date:1933年
  • Dimensions:80×100.5cm
  • Medium:油彩、カンヴァス
  • Collection:メナード美術館

作品解説

『オルガンに向かうアンソール』は、幅4mを超す大作『1889年のキリストのブリュッセル入城』(1888-1889年)のあるアトリエを描いた作品です。

若いころは作品が世間の不評を買っていたアンソールですが、1929年、ベルギー国王より男爵の位を授与され、1933年レジオン・ドヌール勲章を受賞するなど、晩年にはベルギーを代表する画家になりました。

作品に描かれたオルガンは、1906年に友人から贈られたものです。イギリス人でアンソールに絵の勉強をすすめた父親は音楽の素養があり、その影響でアンソールも鍵盤楽器を弾き、作曲も行なっていました。